次世代の高効率ロータリーエンジン オメガ1の仕組みがわかった気になる動画

世界がICE(内燃機関)から脱却しようとしている昨今、Astron Aerospace社が開発中の次世代の高効率ロータリーエンジン オメガ1(Omega1)が興味深かったので紹介します。
公式サイトの説明によるとオメガ1は、超高効率、低燃費、シンプル、軽量を兼ね備えている革新的エンジンなのだとか。でも一体どういう仕組で動いてるんですかい?ヴァンケル型とはどう違うの?
そんなごもっともな疑問はオメガ1の仕組みを解説する映像を見れば一目瞭然。初見は意味不明だけど、よく見るとシンプルな構造だという事がわかります。
吸気/圧縮ローターと燃焼/排気ローターが別れていて、その間をインジェクション付きチャンバーで繋いでいるんですね。
そして、それぞれのローターが吸気と同時に(その前に吸気した空気を)圧縮、燃焼と同時に(その前に燃焼したガスの)排気を行う仕組みになっているのが特徴です。
レッドゾーンはなんと25,000rpmなんですって!
Introducing the Omega 1. A revolutionary engine.
この手のエンジンは机上の空論の場合が多々ありますが、最後に試作エンジンが動いている映像も収められている事から、まあまあ現実味があるのかもしれませんね。
あと素人目線ながら気になるのはシール類。ローターの突起部および上部ローターと下部ローターの接触部から漏れたりしないのかしらん。



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