トヨタ GRヤリスでニュルを数周走ったらAWDシステムがオーバーヒートしちゃったい!

トヨタ GRヤリスは前後デフの減速比を変えた事で理論上100:0から0:100まで自由に前後トルク配分を変えられます。先にフォード フォーカス AWDでも採用されている方式ですね。
電子制御式油圧多板クラッチを直結すると0:100、フリーなら100:0になるのですが、実際にはノーマル60:40、スポーツ30:70、トラック50:50の3モードになります。
つまりこれらの駆動配分を実現するために常時多板クラッチはスリップしており、いくらカーボン製といえどハードな連続走行を行うとオーバーヒートしてしまう事も。
こちらのニュルを走り込んでいるドライバーが運転する激速GRヤリスも全開で攻めすぎた結果、数周でAWDシステムがオーバーヒートしちゃいました・・・
AWDのオーバーヒートは7分頃
GR YARIS AWD Overheat Issue - OR "how to drive just with FWD" on NÜRBURGRING NORDSCHLEIFE BTG 4K
こうなるとシステムはクラッチを保護するため冷えるまでフリーにしてFWD化してしまうんですね。たかが数周と言ってもニュルは1周20km。仮に3周だとしても60kmですから約4kmの大きなサーキットなら15周もしたようなもんです。
ちなみに映像のGRヤリスはトラックモード(50:50)で走行していたそうです。もしスポーツモードの30:70は使えなくても良ければ前後等速デフにすればクラッチ直結で50:50になるのでこういう問題は起きないのかもしれません。ラリー車とかどうしてるのかな?



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