次世代ロータリーエンジン リキッドピストン社のXエンジンをシースルーでスロー撮影してみた

マツダが実用化に成功させたヴァンケル式ロータリーエンジンをさらに進化させたのが、以前にも紹介したリキッドピストン社のXエンジン。
ローターがひょうたん型でハウジングがおにぎり型であるこのエンジンは、ローターが1回転する間に3回も爆発が起こるためヴァンケル式より小型かつ高出力を実現しました。
今回はシースルーにしたXエンジンをハイスピードカメラで撮影。実際にエンジンがどのように動作しているかを目視で確認しちゃいます。おぉ!これはスゴイ!
See Thru Liquid Piston Rotary Engine - In Slow Motion
映像ではプロパンガス、アセチレンガス、ガソリンの3種類の燃料でも動作させており応用範囲の広いエンジンだという事がわかります。
今の時代だと自動車の動力エンジンというより小型高出力低振動を生かしてEVのエクステンダー(発電機)として使えそうですね。
蛇足ですが、マツダは以前水素ロータリーエンジンを作りました。燃焼室と吸気室が別れているヴァンケル式ロータリーエンジンは燃えやすい水素と相性がいいそうです。
ピストンエンジンだと吸気した水素がシリンダーの熱で圧縮前に燃焼してしまいますが、ロータリーエンジンは吸気室では爆発させないため温度が低く燃えやすい水素にはちょうどいいんだとか。
その理屈でいくとこのXエンジンは全ての場所で爆発しているため水素には向いてないのかもしれません。



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